気象予報士の自習室

秋田在住の気象予報士が空や天気について色々書いてます。

【気象庁】予報が難しい現象・南岸低気圧による太平洋側での降雪

気象庁のウェブページで面白いページをみつけました。 

気象庁|予報が難しい現象について

 

予報が難しい現象として僕がパっと思いついたのは、

  • 梅雨前線による降雨域
  • 冬季の南岸低気圧による降雪or降雨

の2つでした(2つしか浮かばないのは勉強不足な感が否めませんが)。

 

北日本(北海道地方・東北地方)では冬に雪が降り積もるだろうという前提でインフラ整備が行われています(交通だと除雪対策、一般的なところだと二重窓など)が、関東地方では、それほど本格的な雪対策はなされておらず、南岸低気圧によって雪が降ると交通・インフラがマヒしてしまいます(雪だと積もってしまうため)。

そうならないように、雪が降るかどうかより正確に予報する必要があるわけですが、冬季の南岸低気圧による降水は、大気の気温・湿度の状態によって液体(雨)なのか、個体(雪)なのか、はたまた液体と固体(みぞれ)なのかの予想が難しい。

南岸低気圧の大雪を予測するには、降水量と気温を正確に予測することが重要となり、気温予想のわずかな誤差が降雪量予想の大きな誤差につながることがこの予測を特に困難にしています。

参考

気象庁|予報が難しい現象について

気象庁 | 季節予報で用いる予報区分

気象現象の予測 | 北本朝展@国立情報学研究所(NII)